バーゼルワールドで発表されたロレックス グリニッジII 126719BLRO 隕石フェイスは、「バットマン」ジュビリーブレスレット版など他重鎮を伴っていたため、あまり注目されませんでした。しかし、こ時計は文字盤が隕石で作られているため、スチール製「ペプコ」や「バットマン」よりも希少性が高いことは言うまでもなく、GMTマスターIIコレクションで初隕石ディスク時計であることから、これは正直言って少し驚きです。

今回新作は、お馴染みペプシコGMTマスターIIホワイトゴールドカラーとなります。直径40mmホワイトゴールド製ケース、ホワイトゴールド製オイスターブレスレット、赤と青ツートンカラーセラミックインレイが施された回転ベゼルを備えていますが、色は旧モデルよりもやや濃いめです。アワーマーカーと針もホワイトカラットゴールド製で、クロマライトブルー発光処理が施されています。126719BLROハイライトは、ギベオン隕石から作られた文字盤であることを考えると、ちょっとした背景情報は欠かせません。

先住民ナマグウディス族によって発見され、道具や武器製造に使用されていたこ隕石は、1836年にキャプテンJ.E.アレクサンダーによって発見され、分析ためにサンプルを収集して一般に公開されました。鉄隕石に分類されたこ隕石は、大気圏に突入する途中で部分的に分裂し、最大26,000キログラム破片が、長さ約275キロ、幅約100キロ楕円形領域に散らばっていました。これまでに約25トン破片が回収されています。そ大きさと重さから、現在市場に出回っているほとんど隕石文字盤母体となっています。

鉄隕石は加熱されると、鉄とニッケルによって形成された魅力的な金属結晶質感と同様に、より強烈な色と光沢を示します。しかし、Widdmanstättenはこ現象について発表していなかったため、こ発見は、4年前に同じ結果を発表したイギリス鉱物学者ウィリアム・トムソンに起因するもと考えられています。斑点状交錯模様。